指定区分 | 国 |
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指定種別 | 記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財 |
指定・登録日 | 1997(H9)年12月4日 |
市町 | 尾鷲市 |
所在地 | 尾鷲市九鬼町 |
所有者 | 九木浦共同組合 |
員数 | - |
構造 | - |
年代 | - |
関係サイト | - |
関連資料 | - |
九木浦の正月行事は鰤(ぶり)の大敷網(おおしきあみ)の株を持つ「九木浦共同組合」の構成員が祷屋を勤めて行われる。昔は旧暦の大晦日から1月8日まで各種の行事が行われていたが、現在では、大晦日の晩、聖地であるニラクラという所で大火を焚く「ひょうけんぎょう」と九木神社での「夜籠(よごもり)」に始まり、元旦の「ニラクラの祭り」、2日午前の「賀儀取(かぎとり)」役の精進入りと真厳寺での「オコナイ」、4日の「口開」、「宵宮」と続き、5日の「大祷(おおとう)」、「賀儀取諸札」、「星祭り」の諸行事が行われる。この5日の行事は九木神社の本祭りで「鰤祭」ともいわれ、中学1年生2名の務める「賀儀取」が古式の作法で弓を射る。神楽が奉納され、夕方、神楽宿で「星祭り」の直会で終了する。この祭は正月の予祝行事の一つであり、古来は真厳寺の本尊のオコナイの行事として行われていたといわれており、神仏分離以前の複合的な予祝行事を示すものとして重要である。 |