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磯部の御神田
いそべのおみた

資料の概要

指定区分
指定種別 重要無形民俗文化財
指定・登録日 1990(H2)年3月29日
市町 志摩市
所在地 志摩市磯部町上之郷
所有者 磯部の御神田奉仕会
員数 -
構造 -
年代 -
関係サイト -
関連資料 -

概要

 皇太神宮の別宮伊雑宮の御料田で、磯部町9地区の人によって交代で、毎年6月24日に行われる。
 立人と早乙女が苗取の後、「竹取り」の次第となる。笹葉のついた大団扇をつけた忌竹を畦に立て、これを倒すと裸の若者達が奪い合う。田を杁差しがならし、早乙女と立人が交互に並んで田植えをする。後方では太鼓、ささら、笛等の楽器が囃され、謡がうたわれる。半分ほど植えたところで酒宴となり、ささら役が「刺鳥差舞」を舞う。この後、前半と同様に田植えを行う。終わりに伊雑宮まで唄をうたいつつ踊り込む。
 穂落としという稲作起源伝説伝承地で育まれてきたもので、「竹取り」の次第、「刺鳥差舞」など独特の形に展開した田植神事である。

 なお、昭和48年に、記録作成等の措置を構ずべき無形の民俗文化財に選択されている。

問い合わせ先:三重県教育委員会事務局 社会教育・文化財保護課
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