文化財

Top

木造不動明王立像
もくぞうふどうみょうおうりゅうぞう

資料の概要

指定区分
指定種別 重要文化財(彫刻)
指定・登録日 1915(T4)年8月10日
市町 四日市市
所在地 四日市市日永
所有者 大聖院
員数 1躯
構造 -
年代 平安時代(後期)
関係サイト -
関連資料 -

概要

 像高95.0㎝、檜材、一木造。内刳は施さない。両腕は肩で接合するが、右腕の肩から先は後補。髪は総髪とし、鬢髪を左肩前に垂らす。頭頂に五弁状の莎髻(しゃけい)を表す。両眼を見開き、下唇を噛む。眉根を寄せ、額に三条の皺を表す。条帛(じょうはく)をかけ、折り返しの裳(も)を着け、腰布をめぐらして腹前で結ぶ。右手は臂を外に張って宝剣を握り、左手は下伸して分胴と結ぶ羂索(けんさく)を持ち、岩座上に立つ。火焔光背、岩座、持物は後補。彩色はほとんど剥落し、目、唇に僅かに残るのみである。制作時期は平安時代後期と考えられている。
 寺伝によると、この像は源頼義の念持仏であったという。

問い合わせ先:三重県教育委員会事務局 社会教育・文化財保護課
〒514-8570 三重県津市広明町13
電話番号:059-224-2999/ファックス:059-224-3023/E-mail:shabun@pref.mie.lg.jp
Copyright(C)2014. Mie Prefecture