指定区分 | 国 |
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指定種別 | 重要文化財(考古資料) |
指定・登録日 | 2009(H21)年7月10日 |
市町 | 明和町 |
所在地 | 多気郡明和町竹川503番地 斎宮歴史博物館 |
所有者 | 三重県(斎宮歴史博物館) |
員数 | 一、磁器・陶器・土器・土製品2582点 一、木製品18点 一、石製品17点 一、金属製品41点 附馬歯3点 |
構造 | 土師器 坏 口径21.6センチ、 須恵器 坏 口径9.8センチ ほか |
年代 | 飛鳥時代~平安時代 |
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関連資料 | - |
斎宮(さいくう)とは、天皇に代わり伊勢神宮に仕えた斎王(さいおう)の宮殿と官衙(かんが)施設を指す。本件はその出土品の一括である。土師器(はじき)・須恵器(すえき)・灰釉陶器(かいゆうとうき)・緑釉陶器(りょくゆうとうき)・貿易陶磁などの土器陶磁器類、土馬(どば)や小型模造品などの祭祀遺物、多様な硯(すずり)類などの官衙で用いられた遺物など、構成は多岐にわたる。圧倒的な量の緑釉陶器をはじめ、一遺跡で飛鳥時代から平安時代に至る土器変遷を知ることができる希有な資料群として、東海地方の土器変遷を考える上で重要な資料である。他に類をみない特殊な遺跡である斎宮跡の実態を知る上で欠かせない資料であり、その学術的価値は極めて高い。 |