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専修寺 山門・唐門・通天橋・御廟拝堂・御廟唐門及び透塀・鐘楼・茶所・太鼓門・大玄関・対面所・賜春館 附 棟札(通天橋附) 棟札(対面所附) 骨堂(御廟唐門及び透塀附)
せんじゅじ さんもん・からもん・つうてんきょう・ごびょうはいどう・ごびょうからもんおよびすきべい・しょうろう・ちゃじょ・たいこもん・おおげんかん・たいめんじょ・ししゅんかん つけたり むなふだ(つうてんきょうつけたり) むなふだ(たいめんじょつけたり) こつどう(ごびょうからもんおよびすきべいつけたり)

資料の概要

指定区分
指定種別 重要文化財(建造物)
指定・登録日 2013(H25)年8月7日
市町 津市
所在地 -
所有者 宗教法人 専修寺
員数 11棟 附1枚、1枚、1棟
構造 山門:五間三戸二重門、入母屋造、本瓦葺  唐門:四脚門、切妻造、檜皮葺  通天橋:桁行九間、梁間一間、唐破風造、本瓦葺  御廟拝堂:桁行五間、梁間四間、入母屋造、本瓦葺  御廟唐門:四脚平唐門、檜皮葺  透塀:東十四間、西十二間、檜皮葺  鐘楼:桁行一間、梁間一間、入母屋造、本瓦葺  茶所:入母屋造、本瓦葺  太鼓門:入母屋造、本瓦葺  大玄関:入母屋造、桟瓦葺  対面所:入母屋造、妻入、本瓦葺  賜春館:入母屋造、瓦棒銅板葺
年代 江戸~明治時代
関係サイト -
関連資料 -

概要

専修寺の伽藍は、境内とこれを取り巻く一身田寺内町とが一体的に整備され、ひとつの歴史的な景観をなしている。現在の伽藍は、正保2年(1645)の大火後に順次建立されたもので、さまざまな建物が江戸期を通じて整備され、今日まで良好に残っている。
 規模が大きく、華やかな彫刻で飾られた建物群は、浄土真宗の本山寺院に相応しい壮大な伽藍となっている。
 山門は、宝永元年(1704)の建立である。五間三戸二重門、入母屋造、本瓦葺で、背面側の間口三間を張出す。御影堂の正面に位置する。背面を張出す構成や細部に独自性の見られる大型の二重門である。唐門は、天保15年(1844)の建立である。四脚門、切妻造、前後軒唐破風付、檜皮葺。如来堂の正面に位置する。棟梁は如来堂の棟梁の末裔で、高木作右衛門光規、同作右衛門光一である。雄大な構えをもつ四脚門で、随所に秀逸な彫刻がみられる。
 通天橋は、寛政12年(1800)の建立である。桁行九間、梁間一間、唐破風造、本瓦葺。如来堂と御影堂をつなぐ廊下である。棟札から、大工は名古屋の伊藤平左衛門吉俊。細部の形状や彫刻に変化を付けている。
 御廟拝堂は、安政5年(1858)の建立である。桁行五間、梁間四間、入母屋造、正面千鳥破風及び軒唐破風付、本瓦葺。花鳥や波紋を彫刻するなど、華やかな装飾がみられる。
 御廟唐門及び透塀は様式等から拝堂と同時期の建立と考えられる。
 鐘楼は、正徳元年(1711)の建立である。石積みの基壇上に建ち、桁行一間、梁間一間、入母屋造、本瓦葺である。貫を多用し、木鼻等の意匠に大仏様と禅宗様を混用するなど、様式上の特徴が認められる。 

問い合わせ先:三重県教育委員会事務局 社会教育・文化財保護課
〒514-8570 三重県津市広明町13
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