指定区分 | 県 |
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指定種別 | 有形文化財(典籍) |
指定・登録日 | 2010(H22)年3月11日 |
市町 | 伊賀市 |
所在地 | 伊賀市上野丸之内 |
所有者 | 伊賀市 |
員数 | 111冊、図譜4帖24鋪 附1冊 |
構造 | - |
年代 | 文化9年(1812)転写 |
関係サイト | - |
関連資料 | - |
地誌とは特定の地域の自然や地理、産業、歴史などをまとめたものである。 『三国地志』は、伊賀上野藤堂家家老の藤堂元甫(とうどうげんぽ)が編纂し、宝暦13年(1763)に完成した伊勢・伊賀・志摩の3国にわたる地誌の書で、近世の三重県内の様相を伝えるものとなっている。完成した『三国地志』は藤堂本家・藤堂采女(とうどううねめ)家(元甫の家)に置かれたとされているが、現存していない。 本書は文化9年(1812)に転写された本で、藤堂采女家に旧蔵されていたものである。この他にも幾つか簡略本等は存在するが、本編及び図が全て揃っているのは本書のみである。 また、『伊賀国式社考』に書かれた文章より、この本が転写された経緯も明らかであり、上記の点からも貴重なものであると考えられる。 |