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絹本著色釈迦八相成道図
けんぽんちゃくしょくしゃかはっそうじょうどうず

資料の概要

指定区分
指定種別 重要文化財(絵画)
指定・登録日 1913(T2)年4月14日
市町 桑名市
所在地 奈良市登大路町50番地 奈良国立博物館(寄託)
所有者 大福田寺
員数 1幅
構造 -
年代 鎌倉時代
関係サイト -
関連資料 -

概要

 縦119.4㎝、横84.8㎝、掛幅装。極彩金泥画である。鎌倉時代になり、前代の密教絵画に対し、民衆への布教を主眼とした絵解きに用いる仏教説話画が隆盛した。釈迦八相図は仏教説話画の形式の一つで、釈迦の生涯の重要な八つの画面(下天托胎、誕生、修学、出家、苦行、降魔成道、初転法輪、涅槃)を一つの画面に描いたものである。描法は柔軟細密で、自然の景観の中に堂宇を配し、画面全面を使い、下方から上方へと美しい彩色で表現している。本図は、鎌倉時代の制作と考えられている。
 鎌倉時代の八相図は数少ない。なお、旧裏書によって承応4(1655)年に修復したことがわかり、昭和37年にも修理を行っている。

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