指定区分 | 県 |
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指定種別 | 有形文化財(書跡) |
指定・登録日 | 1955(S30)年4月7日 |
市町 | 伊勢市 |
所在地 | 伊勢市村松町 |
所有者 | - |
員数 | 599帳 附経櫃6個 帙箱60個 |
構造 | - |
年代 | 鎌倉時代(前期)~江戸時代 |
関係サイト | - |
関連資料 | - |
縦25cm、横7.5cm、折帖装。建暦2(1212)年に書写されたものが747帖で、これを主体とし、その後欠損部分を天福2(1234)年書写本、嘉禎3(1237)年~延応元(1239)年年書写本、嘉吉元~2(1441~2)年書写本、永正元(1504)年書写本、時期不明のもの、その他享保4(1719)年書写本で補填している。経櫃の蓋裏と帙箱の多くに貞治4~6年の墨書銘があり、中に「村松御廚松林寺」「始奉迎供養耳」とあり、貞治4(1365)年に、この大般若経が他処から村松の松林寺に移されて来たのに伴って、新しく経櫃と帙箱を作ったものと思われる。銘文中に秦、大中臣氏の名があり、共に神宮の関係者であり、この頃村松はただの農村ではなく、神宮と関係のある相当の力のある村落であったと思われる。 |