| 指定区分 | 県 |
|---|---|
| 指定種別 | 有形民俗文化財 |
| 指定・登録日 | 1969(S44)年3月28日 |
| 市町 | 津市 |
| 所在地 | 津市一身田上津部田3060番地 三重県総合博物館 |
| 所有者 | 三重県 |
| 員数 | ５帖／１帖 |
| 構造 | - |
| 年代 | 明治時代 |
| 関係サイト | - |
| 関連資料 | - |
| 「三重県水産図説」は明治14（1882）年、内国勧業博覧会の開催にあたり、三重県の水産状況を地方別に画図に表して出陳したもので、「三重県水産図解」はその後漏れを補うとともに詳細に漁撈慣行（ぎょろうかんこう）を調査して、明治16年３月に完成している。図説は漁撈図のほか漁具図で、その量は豊富で寸法までを書きとどめている。図解も画帖仕立（がじょうじたて）、Ｂ４判大型で、漁撈図と貝魚藻図（かいぎょそうず）を収録し、解説・図画とも全て肉筆である。編述者は早田秀純、画は桜井金次郎の写生彩画による。画は左右見開きに描かれ、全部で100面に近い多数である。明治前半期の漁撈慣行を知る上に三重県ばかりではなく、日本の水産資料として貴重なものである。 |