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三重県総合博物館 > 新県立博物館整備 > 3方向・7項目 > 平成24年度第2回経営向上懇話会

平成24年度 第2回新三重県立博物館(仮称)経営向上懇話会の結果概要

1.日時:平成25年3月29日(金)17:30~19:30

2.場所:三重県吉田山会館 206会議室

3.議題:
(1) 報告事項
 1  経営向上懇話会でいただいた意見に対する取組状況等について
 2  経営向上懇話会の名称変更について
 3  開館年次(平成26年度)上半期の企画展示実施計画(案)について
(2)意見交換
 1 開館に向けた広報計画について
 2 開館形態等について
(3) 企業との連携促進について
 ① 企業からの資金的支援メニューについて
 ② 企業との連携促進に向けた体制等について
(4) 平成25年度の経営向上懇話会について

4.出席委員:
末次 秀行氏    中日新聞社三重総局 局長
田部 眞樹子氏  三重県子どもNPOサポートセンター 理事長
中村 忠明氏    前 パラミタミュージアム 事務局長
西岡 慶子氏    株式会社光機械製作所 代表取締役社長 
山下 治子氏    株式会社アム・プロモーション ミュゼ 編集長
山田 康彦氏    三重大学教育学部 教授

5.配布資料:
資料1    経営向上懇話会でいただいた意見に対する取組状況等について
資料2    三重県総合博物館(仮称)経営向上懇話会 設置要綱
資料3    新県立博物館 平成26年度の企画展示 実施計画(案)
資料4    開館に向けた広報計画について
資料5    新県立博物館の開館形態等について
資料6    企業からの資金的支援メニュー
資料7    企業等との連携促進に向けて
資料8    平成25年度の経営向上懇話会について
参考資料1 新県立博物館の活動と運営Vol.4(最終報告)(案)
参考資料2 新県立博物館に係る広報戦略(平成24年3月作成) 


6. 委員からの主なご意見(要約)

1)新県立博物館の運営形態に関する考え方について
(1)経営向上懇話会でいただいた意見に対する取組状況等について
・ 懇話会は年2回程度では不十分。次回(5月)はともかく、その次が12月では遅い。収支や展示など大事な案件がある。回数を増やすか、前倒ししてはどうか。

(2)経営向上懇話会の名称変更について
(異議なし)

(3)開館年次(平成26年度)上半期の企画展示実施計画(案)について
・ “挑戦的な展示”を年度後半にやるようだが、先にやるべき。インパクトを与えることを優先すべき。
・ 展示だけでなく、関連イベントなどで厚みを持たせる方法もある。また、子ども向けのパスポートなど、何度も来てもらうような工夫が必要。
・ 多くの人に来てもらう工夫として、タイトルが堅い。県立美術館も同様のことが言えるが「収蔵資料」では人は来ない。「汗と涙」といっても、見る人にとっては当たり前の話である。
・ ワクワク感がない。「継承と再生」では子どもは引きつけられない。“挑戦的な展示”の具体例を示してほしい。
・ 年間の展示本数が多く、このスタイルが何年も続くと息切れするのではないか。5年くらいの長期見通しが必要。
・ 企画展示の開催期間が短い。このペースだと年間10本ほどになる。短いものでも40日は必要なのではないか。このままだと3年先には底をつく。
・ 企画展示の入場者数見込みはどのようになっているか。

2)意見交換
(1)開館に向けた広報計画について
(思い出ミュージアムについて)
・ 「思い出ミュージアム」への参加費(1枚2,000円)について、例えば寄附金込みといった形でもっとお金をいただいてはどうか。
・ この計画は、どういう経緯で出てきたのか。耐久性は大丈夫か。稚拙な絵ばかりであったらどうするのか。景観面で不安な面もある。
・ タイルはバラバラに配置するのか。どのあたりに設置するのか。

(平成25年度の広報について)
・ 予算はどうなっているのか。開館前として特別に予算はついているのか。あれもこれもやりすぎて中途半端にならないか。何を優先するのか。
・ 金沢21世紀美術館などの先進事例が参考にされていない。堅すぎる。周囲の県も含めて全小学生を招待する予算を付けた事例もある。この何倍か予算を付けるべき。1,000万円程度ではオープニングはできない。
・ 愛称、マーク、キャラクターなど、どのように使うのか、どのように見せるのか、ビジュアル戦略も必要。プロのデザイナーを入れた方が良い。デザインや音楽のプロも必要。
・ 館としてのコンセプトやキャッチフレーズが決まっていないので、ロゴやマークも決まらない。それが無理であれば、せめて字体を揃えることから徹底を。コンセプトづくりからプロが入らないといけない。
・ 子どもへのアプローチが下手。活字離れと言われる中で漢字が多いし、子ども向けのパンフも必要。
・ 昨年2月の委員会でも発言したが、プロでないと無理。お金がかかってもやるべき。
・ 提案したことが採用されないのであれば、懇話会の意義が問われる。
・ 広報の担当者はいるのか。
・ コンセプトをもとにイメージをつくることが核となる。専門家を入れる予算がないのなら、ほかの方法を考えなくてはいけない。当社では、専門家は高価なので大学に協力してもらっている。
・ “ともに考え、活動し、成長する博物館”という基本的なコンセプトは出してきている。博物館での発信の方法として、展示と事業が核となるが、そういった意味では展示会社や学芸員がプロと言える。
・ 自分も協力する。聞きやすい言葉、言いやすい言葉に変えたり、見た感じだけでも印象は変わる。

(2)開館形態等について
・ 条例に定められると簡単に変えられないと思うので確認しておく。最近、東京では、初詣ついでに回れるように1月2日から開館し、その代わりに年末は休むところもある。これらは対応できるのか。
・ 勤めている人が来られる時間帯まで延長したり、開館当初は延長してはどうか。プロ野球は7回を過ぎると無料で入場できるし、中身や季節によって観覧料を変えるという発想もある。
・ パラミタミュージアムでも12月25日以降はほとんど人が来ない。一方、1月2日は結構入館者がある。思いきってやって、駄目ならまた止めればよい。周辺施設のことは置いておいて、まず博物館独自でやってみてはどうか。

(3)企業との連携促進について
・ 寄附、パートナーシップ(賛助会員)、コーポレーション・デーなど、それぞれのコースで何社程度の参加を想定しているのか?
・ メニューをシンプルに分かりやすくした方が良い。特典をたくさんつける必要はなく、無料券をたくさん配っておけば良い。管理する方も大変である。あとは個人への依頼も行う必要がある。
・ ネーミングライツは実施しないのか。
・ 最近は減額しているが、岡田文化財団から県立美術館に毎年800万円寄附している。三重県に恩返しをしたいと思っているような大スポンサーを掴んでおくべき。
・ 寄附は50万円を20社で年間1,000万円とか、企業パートナーシップ会費も2、3万円でなく1口10万円にしてはどうか。
・ できるだけ多くの企業に参加してもらうという観点なら、単価を低く設定することについては了解。ただ、特典はたくさん要らないと思う。

(4)平成25年度の経営向上懇話会について
・ 5月には愛称も決まってくるので、これをどう利用するか、また、広報した案件に対する反響の数値目標などについても議論できればと思う。 
 
 懇話会の様子  懇話会の様子
写真・懇話会の様子1 写真・懇話会の様子2
 懇話会の様子  懇話会の様子
写真・懇話会の様子3 写真・懇話会の様子4

 

 

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