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三重県総合博物館 > コレクション > スタッフのおすすめ > ファウナ ヤポニカ(日本動物誌)

ファウナ ヤポニカ(日本動物誌)

資料名  『 Fauna Japonica 』
 ファウナ ヤポニカ(日本動物誌)
作成者  フィリップ・フランツ・フォン・シーボルトほか
 (Philipp Franz Balthazar von Siebold, 1796~1866)
時 代  江戸時代 寸 法  たて:43cm
 よこ:30cm
解 説

 ドイツ人医学者・シーボルトは、長崎の出島にあったオランダ商館の医師として江戸時代末期の文政6(1823)年から文政12(1829)年まで日本に滞在し、長崎郊外の鳴滝(なるたき)に日本人医師を対象とした医学校(「鳴滝塾」)を開いています。この日本滞在中に集めた標本をライデン博物館のテミンク(C.J.Temminck)、シューゲル(H.Schlegel)、ドゥ・ハーン(W.de Haan)の3人の研究者がまとめた日本の動物誌です。1833年から1850年までの18年の歳月をかけて執筆・刊行されました。動物学の基礎資料としては、日本だけでなく世界的にも重要な文献です。『日本動物誌』は、日本国内には約10セットしかないようです。当館所蔵本は、完本(全5巻)で希少価値の高いものです。
 下の写真は、オオサンショウウオの絵のページです。文政9(1826)年、シーボルトが江戸へ向かう途中、関の坂下(現在の三重県亀山市関町坂下)の宿場で、オオサンショウウオを入手して、飼育し、その後、オランダの動物園に送ったという記録があります。 (FK)

シーボルト「日本」
ページID:000061544