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三重県総合博物館 > コレクション > スタッフのおすすめ > アンモナイト(ニッポニテス・ミラビリス)

アンモナイト(Nipponites mirabilis Yabe

資料名

和名 アンモナイト

学名 Nipponites mirabilis Yabe

実物

登録番号 Fo 1639
分 類

軟体動物門 アンモナイト亜綱

アンモナイト目 ノストセラス科

産 地 北海道留萌郡小平町
時 代

中生代白亜紀チューロニアン期

(9200万年前~8800万年前)

アンモナイト

Nipponites mirabilis Yabe

解 説

アンモナイトは、古生代シルル紀(約4億年前)ごろにオウムガイ類から分化した とされているイカやタコを含む鞘形類に近い仲間です。その後、中生代白亜紀末までの3億5千万年程の間、海洋に分布したアンモナイトは、世界中から約1万種が報告されています。このように、古生代から中生代にかけて長期間繁栄したアンモナイトは、生息したそれぞれの地質年代を示す示準化石となっています。それらの殻の多くは、平面らせん状にまきます。しかし、今回紹介するアンモナイトのように複雑な殻の巻き方をするものもあります。

ニッポニテス・ミラビリスは、複雑な巻き方をするアンモナイトの中でも特に注目されるものとして、1904年に日本を代表する地質学者であった矢部長克(1878年~1969年)により記載され報告紹介されました。

この一見複雑で不規則に見える巻き方については、生息時の姿勢を制御するために、平面巻き・右巻き・左巻きの3通りの殻のまき方を切り替えながら成長したのではないかと考えられています。

アンモナイトはその殻の巻き方もいろいろあり、種類も多くあります。これからも随時、三重県産のアンモナイトも含め、紹介していきたいと思います。

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