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三重県総合博物館 > コレクション > スタッフのおすすめ > パキケファロサウルス( Pachycephalosaurus sp.)

パキケファロサウルス(Pachycephalosaurus sp.

資料名

 パキケファロサウルス 頭骨(複製)

    Pachycephalosaurus sp.

分類  は虫綱 鳥盤目 周飾頭亜目 
 堅頭竜下目 パキケファロサウルス科
時代  中生代 白亜紀後期
登録番号   Fo1469
寸法   60.0×41.0×38.0cm
産地  アメリカ合衆国 サウスダコタ州
解説   パキケファロサウルスは、白亜紀後期の北アメリカに生息していた全長5m程の植物食恐竜です。何といっても、そ  のヘルメットを被っているようなユニークなスタイルが子どもたちに人気の恐竜です。
 

その特徴的な頭頂部は、骨がドーム状に盛りあがったもので、厚さが20cmもある頑丈なつくりとなっています。さらに、ドーム周囲から鼻にかけても、骨でできた角やこぶでおおわれ、完全武装の様相です。
 

パキケファロサウルス類の研究で、最も議論されているのが、このヘルメットのような頭の役割についてです。以前は、武器として頭突きに使っていたと考えられていましたが、最近の研究では、いくら堅い頭部でも頭付きの衝撃は吸収できず、こわれてしまう危険性があることがわかってきました。武器としてよりも、仲間同士の確認や頭部を見せ合うことで強さを競っていたのかもしれません。
 

また、頭部にケラチン質のものがあったということも報告されています。ケラチンとは、私たちの髪の毛や爪を作っている物質です。さて、パキケファロサウルスの頭には何があったのでしょう。毛がはえていたのか、それとも・・・
ヘルメットのような頭の実態は、依然謎に包まれています。

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