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三重の文化

平成19年度第3回三重県文化審議会結果概要

日時 平成19年9月18日(火曜)13時から16時
会場 三重県水産会館 4階 研修室

1 要旨

平成19年9月18日午後、三重県水産会館4階研修室において、第3回三重県文化審議会を開催し、「三重の文化振興方針(仮称)」骨子案、「博物館に関する基本的な考え方」(案)について、審議が行われました。

2 審議内容

各2回開催した「文化振興拠点部会」と「新博物館のあり方部会」の検討結果を踏まえて、次の議題について審議を行いました。

(1)「三重の文化振興方針(仮称)」(骨子案)について

(2)「博物館に関する基本的な考え方」(案)について

なお、審議会で出された意見を踏まえて修正したそれぞれの案を、10月に開催する県民との意見交換会に出していくことになりました。

審議のようす
審議のようす

3 委員から出された主な質問・意見

(1)「三重の文化振興方針(仮称)」(骨子案)について

  • 「文化振興の方法」・「施策」といった章が欲しい。
  • もっと生の文化といった形、具体的な活動なり文化的な日常のありようといったものを表現できないか。拠点を横断的にまとめていく現実の形としての文化の活動はどうなるのかというところが欲しい。
  • 三重の文化の状況と課題は何か、ということに踏み込んで書くべきである。
  • 三重らしさ、三重の文化の具体的な記述が必要である。
  • 「はじめに」に示すこととしている文化振興についての「県の考え方」はどのように書くのかが重要である。それによって、第1章以降も変わってくる。去年の文化芸術振興方策の検討段階で整理された部分との調整・調和を図りながらやっていくべきである。
  • 文化振興拠点はハードの面だけでなくソフトの面も含めたかなり身近なところまでイメージしていることも強調すると良い。
  • ソフトと言うか機能を重視して拠点の観念が出てきたわけで、三重県の特質というのをあえて言えば、その重要な拠点が欠けているので博物館がいる、という流れになる。
  • 三重の文化振興方針で具体的に何をするのかよくわからない。背景と課題を記述すべき。まず眠っている人や文化資産を明確にし、それを前提に何をすべきか、を記述すべき。
  • 県内の文化施設は立派な建物はあっても財政的な面で苦労しており、活用ができないでいる。「新しい公」として企業や財団など民間からの支援を呼びかけるなど、県としてできる財政面や支援体制についてはっきり方針に織り込むべきである。
  • 三重の文化や人材が消滅している(伊勢型紙や様々な食文化など)ことを三重の現状と課題として記述すべき。
  • 「はじめに」で三重県としてこの文化の振興というものを県政としてどうやっていくのかというところがしっかり書かれるべき。文化を基軸にすることで、この三重県のあらゆる政策というものを展開していくんだという気迫を持っているかどうかがこういうところに表れてくる。
  • 消えていく文化(文化財、行事)を残していくための支援が大事で、公益法人やNPOなどが中間支援的にやっていかなければ小さいものは消えていく。県段階でこういった中間的支援団体を健全に育てることが必要。
  • 文化には、平和や平等との関わりについても書くべきである。
  • 無理に三重県らしさを特筆しなくても、失われていくものを地味でもきちっと収集・整理することが一番三重県らしさにつながっていくのではないか。

(2)「博物館に関する基本的な考え方」(案)について

  • 拠点部会の報告のなかでは、図書館、博物館をひとくくりにしているが、収蔵という点から図書館、博物館、美術館をひとくくりにする考え方がある。公文書館ともつながる。
  • 三重県がいつできたかを、アメリカの建国の独立宣言のように、皆が見ながら話ができるような状況が作られていない。そういうものを伝えていくという意味での公文書館の必要性を感じ取るべきである。
  • マイクロフィルムにおさめるだけではなく、実物も必要。
  • 在庫と店頭との関係のように、収蔵と展示を分けて考えてはどうか。展示は立派なものにし、収蔵は、機能をきちんと確保しつつコストをできる限り低くして作っていってはどうか。
  • (収蔵など)大人の合理性だけで作ってほしくない。子どもは、実物に触れたり、体験したりすることで、感性が育つ。お金が節約できるとか、合理的な形だけで博物館を作ると、将来、次世代を担う子どもたちにとってどういう影響があるか、マイナスの形で出てきてしまうと思う。
  • 人材は、博物館の学芸員が中心になり、県の農業や工業などの研究機関、大学等の研究者や、学校教員などとの連携のなかで確保するという考え方をしてはどうか。
  • 博物館の運営費などについては、税金だけでないユニークな発想ができないか。
  • 委員の間で収蔵・展示についての考え方についてニュアンスが異なるため、もう少しお互いに議論が必要ではないか。
  • 収蔵のコストと、展示のコストの比較検討するためのデータはあるのか。
  • 展示空間については、例えばデパートではインテリアや飾り付けにお金がかかっているが、建物自体は非常に安く、博物館の展示空間もそういう作り方ができなくはない。展示は大掛かりなものでなくて、例えば半年毎にテーマを回転して、トータルとして三重のアイデンティティが分かるような博物館にならないか。
  • 機能として「閲覧・レファレンス」を入れたことが新しい。
  • 生涯学習は、博物館の機能そのものなのか、重要な機能のひとつなのか。
  • 新しい博物館では、生涯学習とともに、全国、世界に発信するということも必要である。

《配布資料》

〈参考資料〉

  • 県議会政策討論会議 検討概要

〈会議議事録〉

  • 詳しい会議の議事録はこちらからご覧いただけます。

本ページに関する問い合わせ先

三重県 環境生活部 文化振興課 文化企画班 〒514-8570 
津市広明町13番地
電話番号:059-224-2176 
ファクス番号:059-224-2408 
メールアドレス:bunka@pref.mie.lg.jp

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